妊娠中に起こる神経管閉鎖障害は80%予防できる?!その方法を紹介
神経管閉鎖障害という症状を聞いたことがある人もいるでしょう。
これは、胎児の脳や脊髄などの中枢神経の元となる神経管と呼ばれる細胞がふさがってしまい、胎児の成長が阻害されてしまう症状です。
この病気は1万人に5人の割合で発症すると言われていて、妊娠初期である4週目から5週目で、その兆候がわかるようです。
神経管閉鎖障害は、どこの神経管がふさがるかで、その症状が大きく変わってきます。
神経管の下部がふさがってしまった場合、二分脊椎症と呼ばれます。
二分脊椎症は、神経管がふさがってしまうことで、脊髄がうまく成長できずに、下半身に神経障害が起きてしまう病気です。
歩行がままならなくなってしまい一生涯、車椅子で生活していかなくなってしまったり、性機能障害が起きてしまうことがあります。
もう1つ、神経管の上部がふさがってしまった場合、無脳症と呼ばれる病気になります。
これは脳の成長を阻害する症状で、脳の大半が欠如してしまっていたり、小さな塊のように収縮してしまっている状態になります。
脳は人間が成長していくために必要不可欠な部位であるため、この無脳症になると、80%の確率で死産、流産になると言われています。
神経管閉鎖障害ってどうしてなるの?予防方法ってある?
神経管閉鎖障害になる原因は3つあります。
その中でも葉酸不足が指摘されています。
妊娠中に葉酸が大事と聞いたことがある人もいるでしょう。
葉酸は、胎児の体を作るためにかかせない栄養素なんです。
この葉酸が含んだ食品が足りていなかったり、葉酸の吸収を妨げるアルコールを摂取していたりすると、葉酸が不足してしまい、神経管閉鎖障害を発症するリスクが高まるのです。
この葉酸を妊娠する前から積極的に摂取することによって、神経管閉鎖障害を70~80%予防することができると言われています。
現に厚生労働省が妊娠中に葉酸を摂ることをすすめているのは、こういったことからなんですね。
葉酸ってどうやって摂ったらいいの?
葉酸はさまざまな食品に含まれている栄養素です。
ですので、日頃からバランスのよい食事をしていれば、葉酸をまったく摂っていないということにはなりません。
ただ、葉酸が含んだ食品を食べても、すべて体に吸収されるわけではないので、葉酸を多く含んだ食品を意識して食べるようにする必要があります。
代表的なところで
ほうれん草
納豆
ブロッコリー
いちご
みかん
バナナ
レバー
ほたて
エリンギ
まいたけ
他にも葉酸を含んでいる食品はたくさんあります。
これらを積極的に食べることで、神経管閉鎖障害を予防することができるわけです。
神経管閉鎖障害の予防にサプリメントがいい
それでももっと確実に葉酸を摂取したいと思う人は、サプリメントがおすすめです。
葉酸サプリメントを飲めば、体に吸収される葉酸の量を明確に調整できるので、神経管閉鎖障害の予防に最適です。
厚生労働省でも、葉酸を摂取するのにサプリメントを推奨しているぐらいなので、その効果は確実性があります。
葉酸サプリには、モノグルタミン酸型葉酸と、ポリグルタミン酸型葉酸の2つの種類があります。
モノグルタミン酸型葉酸は合成でできた葉酸で、ポリグルタミン酸型葉酸は天然でできた葉酸です。
こうして見ると、一見、天然でできた葉酸を選びたくなると思います。
合成はなんとなく体に悪いという印象がありますしね。
でも、妊娠中におすすめなのは、合成葉酸であるモノグルタミン酸型葉酸です。
なぜモノグルタミン酸型がよいのかというと、体に吸収されやすいからなんですね。
せっかく葉酸を摂り入れても、体に吸収されなければ意味がありません。
妊娠中というのは、人の一生の中で一番、葉酸が不可欠なときです。
そのため、体に吸収されやすいモノグルタミン酸型葉酸がおすすめなのです。
妊娠中の神経管閉鎖障害を心配されている方は、このモノグルタミン酸型葉酸を摂取して予防対策をしてみてはいかがでしょうか。
モノグルタミン酸型葉酸のサプリメントについて詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。